教養・仕事

放っておく!お悩み不要なインデックス投資をはじめるまで

こんにちは、那由他です。
今日は投資についてお話します。

投資と言えば何十万、何百万円もかかると思っている人も
いるかもしれませんが、毎月千円単位で積み立てることも可能です。
不安に感じる人はスモールスタートして感覚をつかめてきたら
徐々に投資金額を上げていくやり方もアリです。

今回お勧めしたいインデックス投資は、
優良なインデックスファンドへの長期投資が大前提となりますが、
20年以上積み立てることで損をする確率はかなり低下します。
しかも、一度設定してしまえば本当に放ったらかしてもいいので
焦りも悩みも不要な投資スタイルとなります。

ちなみに、私はインデックス投資を始めて3年目になります。
今回は、自分の経験を踏まえ投資を開始するまでの
過程を交えながら紹介していきたいと思います。

ざっくりとなりますが、
開始までの主な手順は概ね以下の通りとなります。

インデックス投資を開始するまでの手順
  • インデックス投資を知る
  • 生活防衛資金を貯める
  • 貯蓄期間中に徹底的に情報収集する
  • 証券口座を解説する
  • NISA関連やiDeCoを検討する
  • インデックスファンドを選び、配分を決定する

解説する前に、皆さんにご注意いただきたいのは、
株価は暴騰することもあれば暴落することもあります。
投資は価格変動リスクや為替リスク、金利リスクなど様々なリスクがあります。
必ず増やせるという保証は無いという点について
ご理解のほど、よろしくお願いします。

以上のことを踏まえ、
今日の内容で投資に興味があるが、どう始めたら良いのか
よくわからない、という人のお役に立てれば幸いです。

インデックス投資を知る

そもそもインデックス投資とは何か、
それを知ることから始めましょう。

インデックス投資とは、企業単体に投資するのではなく、
世界各国の経済指数と同じ値動きになるように運用する投資信託です。

経済指数の例

日本→日経平均株価、TOPIXなど
アメリカ→S&P500、ダウ平均、ナスダックなど

世界中の投資家から集まったお金を
プロの運用会社が代わりに運用してくれます。
つまり、色んな企業の株の値動きを気にして
自分で企業単体の株を売買する必要がありません。

企業と同様に経済指数も色んな要因で
大きく変動しますが、世界経済は成長を前提として動いています。
その日の相場に一喜一憂せずに長期投資することで、
最終的にプラスになることが狙いです。

大事なことなので何度も言いますが、優良なインデックスファンドへの投資が前提です。

生活防衛資金を貯める

投資を今すぐにでも始めたい気持ちはよーくわかりますが
その前に、現金預金の貯蓄を必ず最優先に行ってください。

いいですね。必ず貯金を先にしてください。

インデックス投資は長期間保有するので簡単に売れません。
後述するつみたてNISAなどでなければ売却益に対して約20%
税金がかかるので、売る回数が増えるとそれだけ旨みが減るのです。

基本的な考えとして、投資に回したお金は簡単に手をつけていけません。
従って、余裕ある生活資金を貯めておく必要があるのです。
生活防衛資金とは、突然働けなくなったなど、一切の収入が
無くなってしまった時に生活していくためのお金のことです。

では、一体いくら貯めればいいの?と思うかもしれませんが、
その人の生活水準などで変わるので一概に言えません。
諸説ありますが、投資金に一切触らなくても半年〜2年
生活できるぐらいの資金は持っておいた方がいいです。

投資金と別に生活防衛資金を貯金するのは簡単ではありません。
携帯代や保険代、車の維持費などの固定費を見直すなど、
色々と工夫していきましょう。

貯蓄期間中に徹底的に情報収集する

さて、投資金と生活防衛資金の両方をを貯金するのに、
人によってはかなりの時間がかかることだと思います。

その間こそ、情報収集に力を注ぎましょう。
焦る必要は全くありません。
いつ始めても良いのがインデックス投資の良いところです。
下記のように、投資を始めるに当たって調べておくことが
非常にたくさんあります。

貯蓄期間中に決めておくこと
  • インデックス投資の内容を再確認
  • 投資にどれだけのお金を回すか
  • いくらまでなら負けても良いか
  • ひと月にいくらあれば生活できるか
  • 生活防衛資金をいくら貯めるか
  • 株式と債券の配分をどうするか
  • 国内、米国、先進国、新興国、全世界の配分をどうするか
  • どこで証券口座を開設するか
  • どのファンドを購入するか
  • 分配金は再投資型か受取型か
  • 特定口座は源泉徴収有りか無しか
  • その他諸々…

今は投資が流行っているということもあり、
書店に行けば投資関連で初心者向けの書籍がたくさんあります。
また、YouTubeでも投資に関する情報は多々流れています。

まずは書籍や動画を活用して投資について学びましょう。

そして、自分の周りで実際に投資している人から話を聞きましょう。
長いこと会ってない友人にも自分からLINEや電話で
声をかけてください。自分の足で行動するのが大事です。
ここまで下準備ができていれば後がだいぶ楽になるので、
とにかく今は全力で情報収集しておきましょう。

証券口座を開設する

無事に投資金と生活防衛資金が貯まったら、
いよいよ証券口座を開設しましょう。

色んな証券会社がありますが、
楽天証券SBI証券がネット証券の中で大手と言われています。

両社とも信託報酬が業界最安値の水準かつ優良インデックスファンドを
取り揃えているので迷いましたが、私は銀行口座、クレジットカード、
携帯電話、光回線など全て楽天を使っていたので連動性があった方が
楽だと思い楽天証券を選びました。

この辺は好みになりますが、他の証券会社も含め、
手数料や取扱商品などに注意してご検討ください。
登録するにあたり、色んな項目を入力する必要があるので
少し体力が必要になります。
時間に余裕がある時に登録することをお勧めします。

お勧め証券会社

楽天証券
SBI証券

NISA関連やiDeCoを検討する

前述した通り、投資は儲けた状態で売却すると
約20%の税金が取られます。
そこで国が推奨している売却益が非課税となる
NISA、つみたてNISAやiDeCoの検討をお勧めします。

いずれも特徴があるのでしっかりと内容を確認してください。
特に、iDeCoは原則60歳まで受け取ることが
できないので要注意です。

●つみたてNISA(少額投資非課税制度)

日本に住む20歳以上の人が利用できる。
最大20年間、毎月積立型の投資で売却益が非課税。
毎年40万円まで積み立てられるのでMAX800万円+運用損益。
口座開設手数料と口座管理手数料は無料。

●NISA(少額投資非課税制度)

日本に住む20歳以上の人が利用できる。
最大5年間、自由に購入可能な投資で売却益が非課税。
毎年120万円まで購入できるのでMAX600万円+運用損益。
口座開設手数料と口座管理手数料は無料。

●iDeCo(個人型確定拠出年金)

日本に住む20〜64歳の人が利用できる。
※2022年5月30日時点、国が対象年齢を65歳以上に引き上げを検討中。
加入時から60歳まで運用可能。運用益は非課税だが、
原則60歳まで受け取ることができない。
年間の購入額は14万4000円〜81万6000円(職業などによって異なる)。
年末調整で申告すれば還付金がある。

いずれも積立額に上限があるので、それ以上の金額を
投資に回したい場合は一般口座や特定口座などを利用しましょう。
源泉徴収ありの口座にしておけば、売却益が発生した時に
所得税と住民税を証券会社が徴収してくれるので楽です。

インデックスファンドを選び、配分を決定する

続いて、一番肝心なインデックスファンドを決めます。
株式、債券などがあり、更には国内か海外か全世界かなど、
多種多様な商品があります。

選ぶポイントとして、買入手数料や信託報酬など、
とにかく手数料の安いものを選ぶようにしましょう。
経済評論家の山崎元さんはどの配分にしても年間に支払う手数料を
合計0.5%以内に収まるように選ぶことを推奨しています。

そしてどの銘柄を選ぶか、
これは色んな意見がありますが、人気のあるシリーズの
一部として、以下のようなものがあります。

  • eMAXIS Slimシリーズ
  • 楽天VTI(楽天・全米株式インデックスファンド)
  • 楽天VT(楽天・全世界株式インデックスファンド)
  • SBI・Vシリーズ

債券も取り入れたい方はバランス型の銘柄もあるので参考にしてください。

私の場合ですが、色々悩みましたがあまり深く考えたくなかったので
人気の米国株式(S&P500)と全世界株式(日本除く)を
それぞれ50%ずつ積み立てることに決めました。
債券も検討しましたが、それほど投資金額も多くはないので、
ある程度資産が貯まってからその時に検討しようと考えています。

私の配分は以下のようになりますが、あくまでも
参考程度に見て欲しいと思います。投資の配分に正解は無いので、
必ずご自身で考えた上で最適解を探すようにしてください。

●つみたてNISA・特定口座
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)…50%
eMAXIS Slim全世界株式(日本除く)…50%

●iDeCo
楽天VTI(楽天・全米株式インデックスファンド)…50%
楽天VI(楽天・全世界株式インデックスファンド)…50%

ちなみにeMAXIS Slim全世界株式は(日本除く)より
(オールカントリー)の方が人気のようです。
少し後悔してる気がしなくも無いですが、
「ま、いっか」ぐらいの気持ちで開き直っています笑。

一度始めたらあまりいじれないので、
最初のうちにしっかり吟味して最適な商品を選ぶようにしてください。
優良なものを購入してしまえば、あとはどれもそれほど
大きな差はありません。あまり気にしないようにしましょう。

優良なインデックスファンドで積み立ての設定が完了したら、
後はもう放置するだけです。相場は毎日大きく変動するので
焦ることもあるかもしれませんが、ここはひたすら放置ですが、
時々、運用成績の確認はするようにしてください。

終わりに

インデックス投資について、投資を開始するまでの流れを
大まかではありますが紹介させていただきました。

個別株などの投資やFXの方が利回りが大きいこともありますが、
逆に言えばそれだけ大きく負けてしまうリスクもあります。
そう考えると他の投資方法と比べて利回りは少ないかもしれませんが
比較的安定しているのが個人的にお勧めしたいところです。

その日その日の相場に振り回されて
仕事や家族と過ごす時間も集中できなくなってしまうよりも、
放っておいて平穏に過ごす方がメンタル的にも負担は軽いです。

インデックス投資はあくまでも資産運用方法の一つとして
活用し、余力で今の仕事に打ち込む、他に投資する、副業するなど、
別のマネタイズに力を注ぐことで総合的なスキルアップ
つなげられると考えます。

今回のお話で投資に興味を持ってもらい、
将来の不安を少しでも軽くできたなら幸いです。

数え切れぬほどの夢を、僕らに。
不可思議デイドリームでした。
またお会いしましょう。