教養・仕事

簿記を学ぼう

こんにちは、那由他です。
今日は簿記についてお話しします。

簿記といえば、
「経理の人が勉強するものじゃないのー?」
「自分の今の仕事では使わないから必要ないよー」
とか、
色んな声が聞こえてきそうですね。

でも決してそんな事はなくて、
簿記はあらゆる業種、職種を問わず活かせるスキルだと考えます。

今日お伝えするのは以下の通りです。

簿記を学ぼう
  • 簿記とは?
  • 簿記を知ることのメリット
  • 簿記の資格について
  • 独学?通信講座?スクール?

これから簿記を始めようか迷ってる人、
簿記に全く興味のない人、
そんな人達の情報収集に役立てられると幸いです。

簿記とは?

簿記とは「帳簿記入」のことで、
貸借対照表や損益計算書などの財務諸表を作成するための技術を言います。

資産・負債・純資産・費用・収益に分類された科目を借方(左)と貸方(右)に
仕訳して会社の財政状態や経営成績を管理し、社内外へ報告します。

めっちゃシンプルに例えると、

・100円の商品が現金で売れた
現金(資産) 100円 / 売上(収益) 100円 というように仕訳します。
・売上の現金100円を普通預金に入金した
普通預金(資産) 100円 / 現金(資産) 100円 と仕訳します。

こんな感じで、会社の取引を全て仕訳・記帳していきます。

これ以上は説明が上手でない私だと
果てなく続くストーリーになってしまいますので割愛しますが、
社会のあらゆる商取引が仕訳によって借方・貸方に綺麗に収まることが
簿記のすごいところだと思います。

自分で仕訳して作成した試算表や財務諸表で左右の数字の合計が
一致した時は思わず感動しちゃいます笑

簿記を知ることのメリット

また、簿記を知っていれば色んなメリットがあります。

●経営者の人達との会話で話題の一つとして話せる

自分の会社の数字を把握している経営者の方々は当然に
財務諸表を読むことができます。
会話をする時に簿記の知識があると話題の一つにできるので
他者と差別化できることでしょう。

逆に言うと、簿記の知識は無いけど
会社で上を目指している、という人は出世すると
どのみち簿記の知識は必須となります。

●株式投資に有利

株式投資をする時に投資先の財務諸表を読めるとその会社の
経営状態を把握することができます。
投資の判断材料を増やせればそれだけ勝つ確率も上がります。

●確定申告が楽になる

個人事業主や副業している会社員は
毎年確定申告することになりますが、簿記の知識があれば
提出資料の作成がだいぶ楽になります。

上記以外にも、簿記の知識を実務に活かすことができるなどの
メリットを考えると、簿記を学ばない手はないと考えます。

簿記の資格について

簿記は検定試験の主催団体によって大きく3つに分かれます。

●日商簿記

日本商工会議所が主催する検定試験です。
1番知名度が高く、取得すると就職・転職に役立ちます。
1〜3級がありますが、いきなり2級や1級を
勉強しようとするのではなく、初学者は3級から始めましょう。
ちなみに1級に合格すると税理士試験の受験資格を得られます。
ただ、超絶難関資格です。

●全経簿記

全国経理協会が主催する検定試験です。
上級、1〜3級、基礎簿記会計があります。
全経上級は合格すると税理士試験の受験資格を得られる上、
合格率は日商簿記1級よりやや高いという、
侮る勿れな資格となっています。

●全商簿記

全国商業高等学校協会が主催する検定試験です。
1〜3級があります。

簿記試験は主に上記3つの種類がありますが、
個人的には知名度が高く、就職・転職でも取得が有利となる
日商簿記から勉強することをお勧めします。
日商簿記2級合格後、1級を目指すのであれば
全経上級を同時進行で学ぶのはアリだと思います。

今回は私自身も経験した日商簿記についてお話しますが、
ここでお伝えしたい大事なことは、
内容をしっかり理解することを前提に勉強して欲しいと思います。

はっきり言って、簿記3級はそこまで難しい試験ではありません。
解法のテクニックなどで2〜3週間で合格できちゃったりします。

しかし、理解を置き去りにした状態で2級の勉強を始めたとしても
苦しむのは容易に想像できます。
3級と2級は全くの別物で、同じノリで挑むと
地獄を見る場合がある
のでご注意ください。

2級合格を目指すのならば、まずは3級の本試験を
満点狙えるレベルまで内容を理解して欲しいと思います。
それだけ3級の知識は簿記の土台となり重要なのです。

1級合格を目指すのなら、2級の本試験は満点まで取れなくても、
全範囲の内容を理解しておく必要があるでしょう。

試験や対策などについての情報は後日改めて紹介します。

独学?通信講座?スクール?

簿記学習を始めたいと思った人の永遠のテーマ、
独学と通信講座とスクール、結局どれが一番ええねん問題が必ず発生します。

個人的な意見としては通信講座がお勧めですが、
それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

●独学

メリット
・教材を一番安く購入できる
・自分の好きなタイミングで勉強できる
デメリット
・周りに教えてくれる人がいないので時間がかかる
・自己管理でスケジュールを組まないといけない

●通信講座

メリット
・料金は独学とスクールの間ぐらい
・自分の好きなタイミングで勉強できる
・授業を聞き逃したり理解できなかったら何度でも見返すことができる
デメリット
・自己管理でスケジュールを組まないといけない
・講師に合う、合わないがある
・通信講座の教材だけでは不十分な場合がある。

●スクール

メリット
・生徒へのフォローが一番手厚い
・講師に直接質問できる
・同じ受験仲間が近くにいるので心強い
デメリット
・料金が一番高い
・授業を聞き逃したら追いつくのが大変
・授業のために決まった時間を確保しないといけない

だいたいこんな感じかなと思います。
不十分な点がありましたらご容赦ください。

私の場合は途中で眠くなったり注意散漫になったりと
一つの授業を集中して聞くことができないタイプなので、
通信講座の何度でも巻き戻して授業を見返せるポイントが
1番の決め手となりました。
通勤中に授業を見られるのも大きかったですね。

ちなみにクレアールを利用していましたが、
山田先生があまりに神対応すぎるので、今度クレアールの
魅力について語る会を設けたいと思います。

これから学ぼうと思う人は独学・通信講座・スクールのいずれかを
選ぶことになりますが、どれもメリット・デメリットは存在します。
自分でしっかりと吟味した上で最適解を見出していただけると幸いです。

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終わりに

今回は簿記の概要チックな部分についてお話しさせていただきました。
これから勉強を始めたいという人にとって役立てられると幸いです。

合格者あるあるですが、受かった後はこれまで耐え抜いた勉強時間の反動で
やや遊びがちになり結局気づいた頃には内容を忘れちゃった、ということがあります。
企業は「この人は簿記●級の全知識を習得している」として見ますから
気を引き締めていきましょう。合格後、気持ちに余裕のある状態で
あえてもう一度学び直すと2周目ということもあって理解が深まるのでお勧めです。

何度もお話ししますが、簿記は本当にあらゆるビジネスに活かせるスキルです。
むしろまだ話し足りないことがたくさんあります。
なので今後も何度かに分け、改めて簿記の魅力をお伝えできればと思います。

数え切れぬほどの夢を、僕らに。
不可思議デイドリームでした。
またお会いしましょう。